年末の振り返りで、数字と出来事を別の欄に置く

この記事の結論
回数や達成率だけでは見えない変化を、具体的な出来事と照らして一年の使い方を振り返ります。
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回数や達成率だけでは見えない変化を、具体的な出来事と照らして一年の使い方を振り返ります。
数えると見えるものと消えるもの
一年で読んだ本の冊数、訪れた場所、学んだ時間を数えると、ぼんやりした記憶が形になります。ただ、数が少ないから充実していなかった、多いから満足できたとは限りません。一冊を何度も読んだ年と、幅広く試した年では、同じ読書でも役目が違います。ノートを左右に分け、左へ確認できる数、右へその数に関係する出来事を書きます。記録がない項目を無理に推定して埋める必要はありません。「正確な回数は不明」と残しても、思い出せる一場面から学べることがあります。数の正確さを競うための決算ではありません。
読書の冊数が減った年の例
前年より本を読む冊数が減った真紀さんは、習慣が崩れたと感じていました。右の欄を埋めると、今年は家族の用事でまとまった時間が取れず、短い文章を読み直すことが多かったとわかります。冊数は減りましたが、読みかけの本を手に取りやすい場所へ置く工夫は続いていました。そこで「去年へ戻す」だけを目標にせず、短時間でも続きを見つけやすいしおりの使い方を残すことにしました。数が減った理由をすべて良い話に変えるのではありません。生活の条件が変わった部分と、続けたい工夫を区別しています。

印象の強い月だけで一年を決めない
十二月に忙しいと、一年中慌ただしかった気がする場合があります。手帳や写真から各季節を一度ずつ見て、その頃に時間を使っていたことを一つ書きます。毎月を均等に詳しくまとめる必要はありません。最近の出来事だけで全体を塗り替えないための目印です。真紀さんは春に友人とよく歩いていたことを思い出し、会う回数が少ない年だったという見立てを修正しました。記憶と記録が違っても、どちらかを責めずに、今の自分がどの時期を思い出しやすいかも観察します。その違いが、翌年の記録方法を考える材料になります。
翌年の数字を急いで増やさない
振り返りをした直後にすべての数値を上回る目標を置くと、今年の生活を理解する前に次の競争が始まります。「増やす」「保つ」「数えない」を項目ごとに選びます。楽しみのための活動なら、回数を数えないほうが参加しやすい場合もあります。最後に、一年から持ち帰る判断材料を一文にします。真紀さんなら「短い読書には、続きがすぐわかる置き方が役立つ」です。大きな物語にまとめなくても、その一文が次の忙しい週に使えます。数字と出来事を分けたうえで照らし合わせると、一年の自分を単純な点数にせず振り返れます。
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